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愛知県田原町 黒河湿地 << シデコブシ >>


田原市街地から田原赤羽根線の黒河交差点を左に折れ、「黒河湿地」と書かれた看板をたどって行くと、黒河湿地に到着します。樹木の繁みをくぐると、小規模ながら木道のつづく湿地帯が広がっていました。黒河湿地は、愛知県における「植物群落」としての天然記念物指定の第1号。その理由として、シデコブシやシラタマホシクサなど、この地方に特徴的な湿地植物がみられることがあげられます。なかでも最も注目されるのは、寒冷地の植物であるヤマモモ科の落葉小木ヤチヤナギ。尾瀬ケ原やサロベツ湿原など、北の湿原に多く見られる植物が、なぜか温暖な渥美半島に生息しているのです。理由としては「氷河時代の生き残り」という説が有力。氷河時代置き土産とはいえ、この地で枯れることなく、今なお生息している姿は、たいへんめずらしいそうです。
<黒河湿地植物群落> シデコブシ自生地 田原市観光ガイドより